映画「ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」を観た(少しネタバレ?)
ケンニチワ!
前略、ブッチャーです。もぐもぐ。
映画紹介シリーズ第2弾は、若かりしジェイソン=ステイサムのデビュー作、ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズです。
このころからすでに、頭髪が後退していらっしゃいますが、デビュー作とは思えない好演ぶりを発揮しています。ハゲているのにカッコいい。
男としてはうらやましい限りです。孫正義閣下もおっしゃていました、
「髪の毛が後退しているのではない、私が前進しているのだ。」と。
コンプレックスを武器にできるってすごい魅力的ですよね。私も母方の祖父がハゲていたので、ゆくゆくはハゲて行く運命にあるかと思いますが、どのみちハゲるならこんなかっこいいハゲになりたいですね。
さて、頭皮のお話はこのくらいにして、映画の概要について少し触れたいと思います。
“『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(Lock, Stock and Two Smoking Barrels)は1998年のイギリス映画である。クライムアクション映画。本国イギリスでは、その年の年間興行成績1位を記録した。
後にガイ・リッチー製作総指揮・脚本で、テレビドラマとしてリメイクされた。『ロック、ストック&フォー・ストールン・フーヴズ』及び『ロック、ストック&スパゲッティ・ソース』の題名で、日本でも入手可能。”(Wikipediaより。)
“1998年8月28日にイギリス、1999年3月5日にアメリカで公開された。アメリカでの興行収入の合計は$3,753,929となった。
ジョン・ファーガソンはRadio Timesで「『長く熱い週末』以来のイギリスのベストクライム・ムービーだ」と評価した。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesでの支持率は76%で、Metacriticでは30件のレビューがあり加重平均値は66/100点となった。”(Wikipediaより。)
イギリス本国のみならず、アメリカでもかなり人気の高い作品ということが、興行成績やリメイクされた事実から伺い知れます。
◆以下、あらすじ◆
舞台はロンドンの下町。窃盗や盗品の横流しなどで生計を立てるエディ、ベーコン、トム、ソープのチンピラ4人組が、カードゲームの天才エディの提案により、有り金10万ポンドを持ち寄り、一獲千金を企み地元マフィアのボス・ハリーが主催するポーカーに参加する。
しかし、ハリーがイカサマを行い、掛け金を50万ポンドまで引き上げられた挙句、敗北してしまう。負債の返済期限は1週間。
一週間以内に50万ポンドをハリーに返済しなければ、指と、エディの父親のバーを失うことになる。
途方に暮れる四人だったが、たまり場であるアパートの隣の部屋から、ギャングが儲け話をしているのを盗み聞きし、その裏をかいて一山当てようと目論むのだが・・・
と、ここまでが導入部分のあらすじでございます。
少しネタバレになりますが、前回ご紹介いたしました「スリー・ビルボード」につづき、今回の映画も「ボタンの掛け違い」モノでございます。
登場人物それぞれの先入観や誤った情報、勘違いやすれ違いから、物語がてんやわんやはちゃめちゃの展開をしていきます。
鹿児島弁で言うなら、「ちん、がら」
という言葉がぴったり当てはまるのではないでしょうか。
クライムサスペンスというより、クライムコメディーと呼んだ方が相応しいかも知れません。
アンジャッシュのすれ違いコントにも通じるような笑いです。
こう言った皮肉に満ちた笑いのセンスは、嫌いじゃないです。
「スリービルボード」や、先ほどウィキ引用で紹介されていた「長く熱い週末」などの作品がハマった方に是非お勧めしたい映画です。
◆みどころ◆
・若かりしジェイソン・ステイサムの好演。
ワルだけどどこかお茶目で憎めないキャラクターを見事演じ切っています。酔っぱらってはしゃいでいるシーンは、最近のクールな演技とは一味違うステイサムが見れて思わず笑みがこぼれました。
・どこかお間抜けで憎めない登場人物たち。
みんな、どこかしら抜けていてアホです。吉本新喜劇を観ている様な気分になります。極悪人が多数登場しますが、どこか憎めないところがある。そこが、この映画が長く愛されている理由の一つなのかもしれません。
・映画の主軸が、目に見えていて分かりやすい。
物語のカギとなるのは、映画のタイトルどおり、二丁の古びた散弾銃です。この散弾銃を軸に、物語が展開していきます。なので、とても分かりやすく、目に見えている分、最後までヤキモキします。
今回も、詳しい内容についてはネタバレになるので書きません。
本当は、書きたい!ここが面白い!というところを書きたい!
そこを、ぐっっとこらえて、今回はこれで。
ほいじゃ、また!